それは、昨年9月の馬車道大津ギャラリーでの個展に、私の友人のYさんが船長を連れてきて下さり、そこから生まれたご縁があったからでした。
普段はやや男性には厳しい柳さんですが、金谷船長の熱くてテンポ感のあるトークと男気と包容力あふれるお人柄には大変心惹かれたようです。熱心にそのトークに聞き入り、切り絵の題材にしようと、感動する度に、カメラのシャッターを切っているのがとても印象的でした。
その一部の様子を写真にてお届けいたします。
まず最初に、室内装飾としてアール・デコ様式の美しいデザインを取り入れた「一等社交室」を見学させていただいたのですが・・・こちらでは柳さんは主に高級なイスに座ってくつろいでいるだけでした(笑)
次に・・・
金谷船長より、「氷川丸の名前は、さいたま市大宮区の氷川神社から授かったんですよ~」という説明を受け、中央階段の手すりにある、氷川神社の社章「八雲」を撮影した柳さん。フランスのマルク・シモン氏によるデザインとのことでしたが、日本の文様が中央に施されても、何だかマッチしているのがとても不思議でした。
そして、柳さんは・・・
操舵室に飾られていた絵馬の左上にも、同じ「八雲」のマークがあることを目で確認していました!
さすがアーティストの柳さんは気になる作品も撮影!!
その後、氷川丸のシンボルの煙突をバックに記念写真を撮りました!!
中でも、柳さんが一番興奮していたのは、機関室を案内していただいた時でした。それは、現役時代のままのエンジンを見学できたからです。「この部分がね、車でいうエンジンなんだよ」「プロペラを回して船を動かすんだ」等など・・・船長から説明されたことを理解して、Yさんと私の前で得意げに話してくれました。
最後に・・・冷蔵庫(冷凍庫?)と厨房を見せてもらいました↓
保冷のために、私たちが今でも使用している「コルク」を敷き詰めていたんだそうです。
柳さんが撮影している先に見えるのは、大きなお釜です。お米を炊くの使用したりするんだとか。
なんと、この厨房では今でも船長自ら料理を振る舞うこともあるんだそうですよ~!!
以上、一部ですが様子をお届けいたしました。
柳さんのカメラの中には、もっともっと撮影されていますので、今年の9月20日から25日には、また馬車道大津ギャラリーにて新作をお見せする予定です。
連休をはさんでおりますので、是非、足をお運びいただけたらと思います。
今後とも、柳さんの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
柳スタジオ
プロデューサー
石田貴子